↓愛知県の温泉宿でファスティングをした話・1日目
すっきりした目覚め——連泊の朝
食事もお酒も一切口にせず、温泉に浸かってぐっすり眠った翌朝。清々しい、すっきりとした目覚めだった。
ただ、窓の外はしとしとと小雨が降っている。

朝食は8時30分からなので、目覚めてすぐに温泉へ向かうことにした。
2日目の温泉——泉質のよさに改めて感動!
露天風呂が空いているかと思ったが、朝6時台でもすでに先客あり。内風呂へ向かった。
内風呂にはシャワーがあり、ボディーソープ・洗顔・シャンプー・リンスが完備。脱衣所にはクレンジングオイルや化粧水なども用意されている。至れり尽くせりだ。
客室にはバスタオル2日分・フェイスタオル数枚が用意されているが、貸切浴室にもフェイスタオルが設置されている。「部屋にあるからなくてもいいのでは」と最初は思ったが、連泊には結構役に立った。



【はづ木 温泉データ】
- 源泉名:湯谷温泉7号泉
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性中性低温泉)
- 源泉温度:35.9度
- 主な適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、慢性皮膚病など


明るくなってから改めて湯の色を眺めてみると、濁った苔色——鉄のような、藻のような独特の香りも感じられる。

内風呂は5人家族でも一気に入れるくらいの広さがあるが、大きすぎないぶんすぐにオーバーフローし、より掛け流し感が存分に楽しめる。内風呂からも、緑が美しく見える。
内風呂からも、緑が美しく見える。内風呂は5人家族でも一気に入れるくらいの広さがあるが、大きすぎない分、すぐにオーバーフローし、より掛け流し感が楽しめる。


入浴後のひととき——静寂を味わう

入浴後は、ロビーから見える緑にしばし見とれる。それから部屋に戻り、仕事をしたり、読書をしたり。NHKのニュースと朝ドラは見たが、そのあとはテレビを消して静寂を楽しんだ。
山奥の宿に連泊していると、日常のノイズがだんだんと遠くなっていく感覚がある。これもデトックスのひとつなのかもしれない。
朝食——かゆの漢方膳
こちらの宿は、夕食・朝食ともに個室が利用できる。おひとりさまも人目を気にせず、ゆっくりと食事が楽しめるのは大きな魅力だ。

私はひとりで食事をすることをいとわない性分だが、大広間で家族やグループに混ざってポツリと席に着くのは、結婚した今でも少し気が引ける。個室食事処はそういう気遣いを一切不要にしてくれる。
前回宿泊した時はテーブル席の「円」だったが、今回は掘りごたつ式の和室。ずらりと薬膳朝食が並べられていた。
朝食膳の内容

かゆの漢方膳は、三種類の米を混合したおかゆに梅干し・野沢菜・ザーサイ・金山寺などの薬味が添えられた構成だ。それぞれかゆに混ぜると趣が変わり、土鍋一杯のおかゆで複数の味わいが楽しめる。


手作り豆腐は、以前の宿泊時には目の前で豆乳ににがりを加えて仕上げてくれたと記憶しているが、コロナ禍以降変わったのか、完成品が置かれていた。それでも新鮮であることに変わりなく、大豆本来の味がしっかりと楽しめた。


せいろに入っていたトウモロコシが特に印象的だった。ムチムチした食感で、今まで食べたことのない不思議な歯ごたえ。食後にスタッフに尋ねてみると、「モチトウモロコシです」と教えてくれた。普通のトウモロコシとは品種が異なり、もち性のため粘りとコシがある。薬膳の膳に合わせた食材選びのこだわりを感じた一品だ。

全体的に滋味深い味わいで、身体が喜んでいるのがわかる。ひとつだけ、お吸い物だけは若干塩味+αの味わいを強く感じてしまった。断食効果で味覚が鋭敏になっているのかもしれない。

食後のロビーで、たんぽぽコーヒーとせんそうゼリー
朝食の後は、ロビーでたんぽぽコーヒーとせんそうゼリーが提供された。

たんぽぽコーヒーはカフェインゼロで、ファスティング中にも安心して飲める。ほんのりとした苦みと甘み、深みがあり、コーヒー好きにとって断食中の心強い一杯となった。
渓谷を見下ろせるロビーで、温かい飲み物を手に静かな朝の時間を過ごす——連泊ならではの、贅沢なひとときだ。
→ 2日目・ファスティングメニュー編に続く




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