「投資は怖い」と思っていたフリーランスが株を始めた経緯(その2)

ゆるく節約を楽しむ

長年「投資」というものに興味を持ちつつも、手を出せずにいた私。そんなフリーランス(女)が40歳手前で結婚することになった。これで人生安泰?しかし、お相手の夫の貯金はマイナスだった。

前回の話↓

婚姻届けを提出した当初、夫は貯金マイナス、妻の私は貯金数百万円はあった。それゆえ我々夫婦は「祝われる年齢でもないし、お金もかかるし、結婚式はしなくていいか」と思っていた。しかし周囲はそれを許さなかった。両家の親からの「親戚たちがあんたたちを祝いたがっている」と遠回しに言いながら、「結婚式を挙げろ」というプレッシャーがすごいこと。また、周囲の友人たちも「え?結婚式挙げないの?」となぜか切れ気味。我々の年齢は、常識から外れたことは許されないのか?

仕方なく私たちは「親族だけ招いて食事会程度の披露宴を挙げよう」と、レストランやホテルを探し始めた。が、我々夫婦の親は団塊の世代。戦後の第一次ベビーブームを象徴する世代で、とにかく兄弟が多い。親族だけでも収容できるちょうどいいレストランが意外とない。

さらに夫が「自分の誕生日に式を挙げたい」と言い始め、それがとてもタイトな日程。会場が空いているわけがない。今思えば披露宴の日程などこだわる必要はなかったのだが、とある結婚式場に問い合わせると、「午後のこの時間なら空いている」と言われ、義務感にとらわれていた私は式場を確保してしまった。

食事会よりは会場が広めになってしまったため、ごく親しくしていた友人のみ招待することに。ますますドツボにはまっていった。

それにしても、結婚式場というのはとにかくお金を使う仕組みがよくできている。衣装は一着だけでなくお色直しも必要、引き出物も式場指定の業者に限られていて、両親への贈り物や披露宴後に配るプレゼント、テーブルコーディネート用の花やナプキン、料理、ウェディングケーキ、前撮り……。式場から必須と言われるアイテムの多いこと。

「ウェルカムボードも是非」と言われたが、必須ではなかったのでやんわりと断った。また、「ネイルも式場指摘の業者ですべき」と言われたが、最初は和装、次に着るドレスでは手袋だったので、その指示はスルーした。

バタバタで用意した披露宴は無事に終了。挙げてよかった点もあるが、実はあまり自分の記憶に残っていない。結婚式については、人によって価値観はそれぞれ。挙げるもよし、挙げないもよし。コロナ禍を経て、そういった価値観が許されるようになったのは羨ましい限りだ。

結婚省略したこと

披露宴は挙げるハメになったが、我々夫婦は婚約指輪、結婚指輪、新婚旅行は省略した。これを言うと驚く人もいるし、哀れに思う人もいるだろう。しかし、夫も私もアクセサリーが必要ない人。また、そこそこいい年齢なので、お互いに海外旅行は経験済み。「仕事が落ち着いたらどこかに行こう」と言っていた通り、今は色んな場所を訪れている。指輪や新婚旅行を省略したことについては何の後悔もない。

そんなこんなで色々なことを省略して費用を抑えたとはいえ、披露宴を挙げたらやはり数百万円の費用はかかるもの。ただ、両家の親族が多いおかげでご祝儀で披露宴費の大半はペイ。はみ出た部分を少し私がまかなった。

両家の親から受け取った結婚祝い金については、夫のカードローン(全額)返済に充てた。ローンの利息ほど損なものはないのだから。

これで夫はクリーンな状態になれたが、妻の貯金は目減りしていくのである。

(つづく)

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